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EDとは?勃起機能不全の基本
ED(Erectile Dysfunction:勃起機能不全)とは、性交に十分な勃起が得られない/維持できない状態が持続的に続くことを指します。
一時的な不調と異なり、数週間〜数ヶ月続く場合はEDを疑い、原因に応じた対策や受診が有効です。
年齢だけが原因ではなく、血管・神経・ホルモン・心理・薬剤など複数要因が重なって起こるのが特徴です。
EDの種類(原因ベースの分類)
- 器質性:血管性(動脈硬化・糖尿病など)、神経性(術後や外傷)、内分泌(テストステロン低下 等)
- 心因性:ストレス、プレッシャー、不安・抑うつ、対人関係の影響
- 薬剤性:一部の降圧薬・抗うつ薬・前立腺関連薬など(自己中断はNG)
- 混合性:器質性と心因性が併存(最も多いパターン)
若年層でも心因性や生活習慣が関わることがあり、全年齢で起こり得ます。
主な原因|血管・神経・ホルモン・心理がカギ
EDは「血流を増やして維持する仕組み」にどこか不具合があると起こります。代表的な背景は以下の通りです。
- 血管要因:高血圧・糖尿病・脂質異常・肥満・喫煙などで血管機能が低下
- 神経要因:脊髄・末梢神経障害、骨盤内手術後の影響 など
- 内分泌要因:テストステロン低下、甲状腺機能の乱れ 等
- 心理・生活:ストレス、睡眠不足、過度の飲酒、運動不足、対人関係の不安
- 薬剤:一部の薬で勃起機能が低下することがある(変更は必ず医師へ相談)
仕組み(生理)|NO–cGMP と PDE5の関係
- 性的刺激により陰茎海綿体でNO(一酸化窒素)が放出
- NOがcGMPを増やし、平滑筋がゆるんで血流が流入
- 海綿体内で血流が保持され勃起が維持
この過程で、PDE5という酵素がcGMPを分解して勃起を収束させます。
PDE5阻害薬(医師処方)はこの分解を抑えることで、勃起を助けます(硝酸薬との併用は禁忌)。
放置するとどうなる?
EDは生活の質(QOL)やパートナー関係に影響しうるほか、心血管疾患のサインとして先行することがあります。
背景に生活習慣病が隠れているケースもあるため、継続する場合は受診して全身リスクも確認すると安心です。
まとめ|気づいたら“すぐに行動”がカギ
EDは年齢だけが原因ではなく、多因子で起こります。生活の見直しに加え、必要に応じて医療の力を借りるのが近道。
「続いているかも?」と感じたら、早めの相談で原因を見極め、あなたに合う対策を見つけましょう。
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最終更新:2025-09-06
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