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AGA・薄毛対策

AGA・薄毛対策の基本

髪が細くなった、生え際や頭頂部が気になる、抜け毛が増えたように感じる――こうした変化の原因の一つに、AGA(男性型脱毛症)があります。

ただし、薄毛や抜け毛の原因がすべてAGAとは限りません。

AGA以外にも、円形脱毛症、休止期脱毛、薬剤の影響、甲状腺疾患などによって脱毛が起こることがあります。

このページでは、AGAの基本、治療、自宅でできるケア、医療機関へ相談するときの考え方を整理します。

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。脱毛の原因や治療の必要性は個人によって異なるため、気になる症状がある場合は医療機関へご相談ください。

AGA(男性型脱毛症)とは?

AGAは、遺伝的な要因や男性ホルモンの作用が関係する脱毛症です。

主に思春期以降の男性にみられ、生え際・前頭部・頭頂部などを中心に、毛髪が徐々に細く短くなり、薄毛が目立つようになる傾向があります。

AGAでは、毛根が突然なくなるというよりも、毛髪の成長期間が短くなり、太く長く成長する前に抜けやすくなる「毛包のミニチュア化」が進みます。

一般に進行性ですが、進行速度や薄毛の範囲には個人差があります。

薄毛だからといってAGAとは限らない

生え際や頭頂部の変化はAGAを考える一つの手がかりになりますが、見た目だけでAGAと確定することはできません。

特に、次のような場合はAGA以外の脱毛症や病気が関係している可能性もあるため、自己判断だけで対策を続けず、医療機関への相談を検討しましょう。

  • 数週間から数か月で急に抜け毛が増えた
  • 円形・斑状に髪が抜けている
  • 頭皮に強い赤み・痛み・かゆみ・膿・かさぶたがある
  • 眉毛・まつ毛・体毛などにも脱毛がある
  • 新しい薬を使い始めたあとに脱毛が起きた
  • 脱毛とともに体調の変化がある

セルフチェックはあくまで目安であり、診断の代わりにはなりません。

AGAの原因は生活習慣だけではない

AGAでは、男性ホルモンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)の作用や、遺伝的な要因などが関係します。

DHTがAGAの起こりやすい部位の毛包に作用すると、毛髪の成長期間が短くなり、細く短い毛の割合が増えていきます。

ただし、「男性ホルモンが多い人ほどAGAになる」「母方の祖父が薄毛ならAGAになる」といった単純な仕組みではありません。

遺伝には複数の要因が関係しており、家族歴だけで将来の薄毛を断定することもできません。

生活習慣を改善すればAGAは治る?

睡眠、食事、運動、禁煙などは、一般的な健康管理や毛髪管理として大切です。

一方で、生活習慣を改善するだけでAGAが治る、発毛する、進行が止まると考えることはできません。

極端な食事制限や栄養不足、病気などが別の脱毛につながることもあるため、健康的な生活を整えることとAGA治療は分けて考えましょう。

AGA治療にはどんな選択肢がある?

AGAには、医薬品や自毛植毛など医学的な治療の選択肢があります。

2017年版の日本皮膚科学会ガイドラインでは、成人男性のAGAに対して、フィナステリド内服、デュタステリド内服、ミノキシジル外用などが評価されています。

ただし、治療法によって作用・承認内容・副作用・対象者は異なります。

「軽度ならこの薬」「重度なら植毛」というように、薄毛の程度だけで治療法を決めることはできません。

年齢、持病、服用中の薬、薄毛の範囲、治療目的、副作用リスクなどを含めて、医師と相談しながら判断します。

AGA治療薬は同じ働きをするわけではない

AGA治療で使われる薬には、それぞれ異なる役割があります。

フィナステリドやデュタステリドは、DHTの生成に関係する5α還元酵素を阻害する薬です。

一方、外用ミノキシジルは毛包に作用し、発毛・育毛を促す目的で使われます。

また、AGA治療目的の内服ミノキシジルは、日本国内で承認されたAGA治療薬ではありません。
外用ミノキシジルとは承認状況やリスクが異なるため、同じものとして扱わないことが重要です。

治療薬には副作用や使用上の注意があるため、自己判断で併用・変更・中止するのではなく、医師や薬剤師へ相談しましょう。

発毛剤・育毛剤・シャンプーは同じではない

種類 基本的な位置づけ
発毛剤 医薬品。壮年性脱毛症における発毛などの承認効能を持つ製品がある
育毛剤 主に医薬部外品。製品ごとに承認された育毛・脱毛予防などの範囲で使用する
シャンプー 頭皮や毛髪の洗浄・清浄が主な目的

スカルプシャンプーや頭皮マッサージを、AGAの治療や発毛剤と同じものとして考えないようにしましょう。

AGAクリニックを選ぶときに確認したいこと

AGAクリニックを選ぶときは、料金の安さだけではなく、診療内容や治療後のフォローまで確認することが大切です。

  • 医師が診察するか
  • AGA以外の脱毛症も考慮しているか
  • 国内承認薬と未承認薬が区別されているか
  • 副作用・禁忌・相互作用の説明があるか
  • 必要な場合に検査や対面診療へ移行できるか
  • 薬代・診察料・検査料・送料など総額が確認できるか
  • 定期配送や解約条件が明示されているか
  • 副作用が起きた場合の相談体制があるか

オンライン診療という選択肢もある

AGAでは、オンライン診療を利用できる場合があります。

自宅から医師の診察を受けられることは利点の一つですが、すべての人がオンラインだけで診断・治療を完結できるわけではありません。

診断がはっきりしない場合、頭皮を直接確認する必要がある場合、副作用や検査が必要な場合などは、対面診療へ切り替わることがあります。

オンライン診療を選ぶ場合も、治療内容・薬剤・費用・フォロー体制を確認しましょう。

薄毛が気になったら、まず原因を決めつけない

AGAは一般に進行性ですが、進行速度や程度には個人差があります。

また、AGA以外の脱毛症もあるため、「抜け毛が増えた=すぐAGA治療薬を始める」と考える必要はありません。

薄毛が気になり始めた段階で医療機関へ相談すれば、AGAかどうかの確認や、治療が必要かどうかを早めに検討できます。

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