AGAとは？進行性の男性型脱毛症
AGA（Androgenetic Alopecia）とは、思春期以降の男性に発症する脱毛症で、いわゆる男性型脱毛症のことです。
額の生え際や頭頂部の髪が徐々に薄くなり、最終的には地肌が目立つような状態になるのが特徴です。
AGAは進行性自然に治ることはありません。早期発見・早期対策がカギとなります。
薄毛の種類とAGAの違い
- M字型：額の両端から後退するタイプ（額の生え際が後退）
- O字型：頭頂部から薄くなるタイプ（つむじ周辺が目立つ）
- U字型：前頭部全体が後退していくタイプ
これらはAGA特有の進行パターンであり、円形脱毛症や脂漏性脱毛症とは異なります。
主な原因｜DHTと遺伝がカギ
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるDHT（ジヒドロテストステロン）。
以下のようなメカニズムで進行します：
- テストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きでDHTに変化
- DHTが毛根の受容体と結合し、ヘアサイクルを短縮
- 毛が太く長く成長できなくなり、やがて抜け落ちる
この体質は遺伝の影響が大きく、家系にAGAがいる場合は要注意です。
進行性脱毛症｜放置するとどうなる？
AGAは放っておくと徐々に範囲が広がり、自然治癒はしません。
初期であれば治療薬や生活改善での回復が期待できますが、進行しすぎると毛根が死滅し、治療しても発毛しなくなる場合があります。
まとめ｜気づいたら“すぐに行動”がカギ
AGAは“年齢のせい”ではなく、進行性の疾患です。
「まだ大丈夫かな…？」と思ったその瞬間が、対策のタイミング。
正しい知識と行動で、未来の髪と自信を守りましょう。